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ノーリツ給湯器のエラー290・101・651の意味と対処法

ノーリツ給湯器のエラー290・101・651の意味と対処法を解説するアイキャッチ画像

ノーリツ製給湯器のリモコンに「290」というエラーが表示された場合、これは給湯機器内部の問題を知らせるアラート表示です。
ノーリツの公式FAQにこの説明が明記されています。

原因はいくつか考えられますが、公式情報をもとに一つずつ確認していきましょう。

「まずは費用だけでも相談しておきたい」という方は、下記からガス機器専門店に無料相談できます。

目次

ノーリツのエラー290は給湯機器内部のアラート

このエラーは、主に高効率給湯器(エコジョーズなど)で見られる症状です。
高効率給湯器は、通常の給湯器よりも排気熱を無駄なく利用できる分、燃焼時にドレン水と呼ばれる排水が発生する仕組みになっています。
このドレン水の処理にかかわる部分でトラブルが起きると、290エラーとして表示されます。

まずは、どのような原因が考えられるかを確認していきましょう。

なお、この記事で紹介するエラーコードは、いずれもノーリツ製給湯器のものです。
給湯器のメーカーは、リモコンのロゴや、本体側面・下部に貼られた銘板で確認できます。
リンナイ製給湯器をお使いの場合は、同じ番号でもエラーの意味が異なることがあります。
別記事「リンナイ給湯器のエラー111・032・888の意味と対処法」をご確認ください。

エラー290の原因3つ——中和器・ドレン凍結・詰まり

雪の中で凍結した屋外の水道管

ノーリツの公式情報では、エラー290の原因として、次の3つが挙げられています。

1つ目は、中和器の詰まりです。
高効率給湯器は、燃焼の際にドレン水(排気にともなって生じる水)を発生させ、これを中和器という装置で処理してから排出しています。
この中和器に詰まりが発生していると、290エラーが表示されることがあります。

2つ目は、ドレン配管の凍結です。
寒波などで気温が大きく下がると、ドレン水を排出するための配管が凍結し、ドレン水が排出できなくなることがあります。
この場合も290エラーが表示される可能性があります。

3つ目は、ドレン排水の詰まりです。
ゴミなどが原因で、ドレン水が継続的に排出できない状態になっていることも考えられます。

このように、290エラーは中和器そのものの不具合だけでなく、気温や配管まわりの状態によっても表示される点に注意してください。
次の見出しで、それぞれの原因に応じた対処法を紹介します。

自分でできる対処と、業者が必要なケース

エラー290の原因によって、自分で試せる対処法が異なります。

寒波などで凍結が疑われる場合は、気温が上がるのを待ち、自然に解凍されるかを確認してください。
無理に配管を温めようとしたり、叩いたりする必要はありません。

ドレン配管の先に詰まりが見える場合は、その部分にたまったゴミなどの異物を取り除いてください。
ドレン配管は給湯器の下部から伸びている細い管で、通常は屋外や排水口周りに出口があります。

これらを試しても改善しない場合や、中和器そのものの故障が疑われる場合は、修理の申し込みが必要です。
中和器の詰まりは、自分で分解して確認したり修理したりできる部分ではないため、無理をせず業者に依頼してください。

ノーリツの公式情報によると、エラー290の修理参考料金は17,000円〜55,000円(税込、出張費・故障診断料を含む)とされています。
実際の料金は訪問時の状況によって変わり、複数箇所に不具合がある場合はこの参考料金を超えることもあります。
また、修理をしない場合でも、出張料や診断料はかかる点に注意してください。

給湯器の修理費用の全体的な内訳や、修理と交換どちらを選ぶべきかの判断基準については、別記事「給湯器の修理費用」で詳しく解説しています。

エラー101は自分で対処できない

エラー101は、燃焼状態や給排気系統の不具合を示すエラーです。
ノーリツの公式情報によると、ファンモーターやバーナーなど、給排気に関わる部分に不具合が生じ、燃焼がうまくいっていない状態を表しています。
このとき給湯器は、安全のために出力を制限した運転になっています。

エラー290とは異なり、エラー101には自分で試せる対処法がありません。
公式情報でも、修理が必要な症状として案内されています。

症状の出方によって、状況が少し異なる点に注意してください。
燃焼はしているものの101が表示される場合は、使用を続けられますが、安全のために点検・修理を受けることが推奨されています。
一方、蛇口を閉めてもエラー表示が出続ける場合は、水量センサーやガス電磁弁など、別の部品の不具合が疑われます。

エラー101の修理料金については、ノーリツの公式ページに具体的な金額の記載はありません。
個人・法人向けの修理受付フォームから申し込み、現地での確認をもとに案内される仕組みになっています。
正確な金額を知りたい場合は、症状を伝えたうえで修理を申し込み、見積もりを確認してください。

なお、使用年数が10年以上の場合は、修理よりも交換を検討するよう案内されています。
給湯器の寿命の目安については、別記事「給湯器の寿命」で詳しく解説しています。

エラー651の原因と修理料金

電子基板を修理する技術者

エラー651は、お湯はりの水量を調整する部品の不具合を示すエラーです。
ノーリツの公式情報によると、故障が考えられる部品は「水量サーボ」または「電装基板」とされています。
水量サーボは、浴槽に送るお湯の量を調整する部品で、自動湯はりの機能を持つふろ給湯器タイプに搭載されています。

エラー290やエラー101と同じく、エラー651も自分で対応できる部分はなく、修理が必要です。
水量サーボや電装基板は給湯器内部の部品であり、分解して確認したり交換したりすることは危険をともなうため、業者に依頼してください。

修理料金の目安は、機器の種類によって異なります。
ノーリツの公式情報では、ガス給湯器で17,500円〜55,000円(税込)、石油給湯機で24,000円〜55,000円(税込)とされています。
いずれも出張費(上限3,300円)と故障診断料を含んだ金額です。

ここで知っておきたいのが、使用年数が10年を超えている場合の注意点です。
別記事「給湯器の修理費用」でも触れているとおり、ノーリツは補修用性能部品の保有期間を、非BL認定品のガス給湯器・石油給湯器で生産終了後7年としています。
つまり、機種によっては10年を待たずに部品の供給が終了している可能性があり、その場合は修理そのものができず、交換が必要になります。

エラー651が表示され、かつ使用年数が長い場合は、修理受付フォームや電話での問い合わせ時に機種名と製造年をあわせて伝えてください。
部品の供給状況を事前に確認しておくとよいでしょう。
訪問前に交換が前提になることが分かれば、その分の判断がしやすくなります。

使用年数が長い場合は、修理を申し込む前に一言、製造年を伝えてみてくださいね。

よくある質問

エラー290は自分で直せますか?

原因によります。
凍結が疑われる場合は気温上昇での自然解凍を待つ、ドレン配管の詰まりが見える場合は異物を取り除くという対応ができます。
改善しない場合や中和器の故障が疑われる場合は、修理の申し込みが必要です。

エラー101はなぜ修理が必要なのですか?

燃焼や給排気に関わる部品(ファンモーターやバーナーなど)の不具合が原因のため、自分で直せる部分がないからです。
安全のために出力を制限した運転になっている状態なので、点検・修理を受けることが推奨されています。

エラー651の修理費用はいくらですか?

ノーリツの公式情報によると、ガス給湯器で17,500円〜55,000円(税込)、石油給湯機で24,000円〜55,000円(税込)が目安です。
出張費と故障診断料を含んだ金額ですが、実際の料金は現地での確認後に案内されます。

10年以上使っている場合はどうすればいいですか?

修理よりも交換を検討したほうがよい場合があります。
ノーリツは補修用性能部品の保有期間を、非BL認定品で生産終了後7年としており、機種によっては部品が入手できない可能性がある点に注意が必要です。
給湯器の寿命の目安は別記事「給湯器の寿命」、修理費用の詳細は「給湯器の修理費用」で解説しています。
なお、リンナイ製給湯器をお使いの場合のエラーコードについては、別記事「リンナイ給湯器のエラー111・032・888の意味と対処法」で解説しているとおりです。

まとめ

ノーリツのエラー290は給湯機器内部のアラートで、中和器の詰まり、ドレン配管の凍結、ドレン排水の詰まりなどが原因として考えられます。
凍結や詰まりであれば自分で対応できることもありますが、改善しない場合は修理が必要で、修理参考料金は17,000円〜55,000円です。

エラー101は燃焼・給排気系統の不具合で、自分でできる対処はなく修理が必要になります。
エラー651はお湯はりの水量調整部品の不具合で、修理料金の目安はガス給湯器で17,500円〜55,000円、石油給湯機で24,000円〜55,000円です。

いずれのエラーも、使用年数が10年前後になっている場合は、部品の供給状況によって修理が難しいことがあります。
症状と使用年数をあわせて確認し、修理と交換のどちらが適切か判断してください。
給湯器の寿命の目安は「給湯器の寿命」、修理費用の詳細は「給湯器の修理費用」もあわせてご確認ください。

修理と交換のどちらが良いか迷う場合は、ガス機器専門の交換店に相談してみるのも一つの方法です。

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