給湯器の修理費用は、ノーリツの公式情報によると「技術料+部品代+出張料」に消費税を加えた金額で構成されています。
技術料や部品代は故障箇所によって変わるため、公式サイトでも一律の金額は公開されていません。
公式に確認できる金額と、修理できるかどうかの判断材料を一緒に見ていきましょう。
「まずは費用だけでも相談しておきたい」という方は、下記からガス機器専門店に無料相談できます。
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給湯器の修理費用は「技術料+部品代+出張料」で決まる
修理をしない場合でも、「出張料+故障診断料(または点検診断料)」に消費税を加えた費用がかかります。
修理費用の内訳を1つずつ確認する
技術料は、故障の診断、故障箇所の修理、部品交換、調整、試運転といった作業にかかる費用です。
症状の原因を特定して直すまでの、いわば「作業そのもの」にかかる料金と考えるとわかりやすいでしょう。
部品代は、交換が必要な部品の代金です。
基板やセンサーなど、故障した部品によって金額が変わるため、事前に一律の金額を示すことはできません。


出張料は、技術者が自宅まで来るためにかかる費用です。
ノーリツの場合、距離によって金額が変わり、上限は3,300円(税込)とされています。
このほか、修理のために機器本体を取り外す必要がある場合は、「機器脱着料」が別途必要です。
外壁の高い位置など高所に設置された機器を修理する場合は「高所作業料」もかかることがあります。
休日や通常の営業時間外に訪問を指定した場合は、出張料・技術料・診断料・機器脱着料・高所作業料がいずれも3割増になる点にも注意してください。


公式サイトで確認できる金額の目安
技術料や部品代の一律金額は公開されていませんが、出張料や基本料については、メーカー・ガス会社の公式サイトで確認できる範囲の数字があります。
ノーリツの場合、出張料の上限は3,300円(税込)です。
実際の金額は距離によって変わりますが、この金額を上限の目安として考えておくとよいでしょう。
東京ガスの場合は、修理基本料として6,600円(税込)が設定されています。
この基本料には、出張費・故障診断費・簡易的な一次対応費が含まれています。
東京ガスでは、修理前に技術料・部品費を含めた総額を提示し、見積もり金額が確定した後に、知らせのないまま追加請求されることは原則ありません。
このように、出張料や基本料といった「土台部分」の金額は公式に確認できますが、実際に部品交換が必要かどうか、どの部品を使うかによって総額は変わります。
インターネット上の比較サイトや業者のブログでは「修理費用は◯円〜」といった具体的な相場が紹介されていることがあります。
これらは各社が自社の受注実績をもとに示した目安であり、メーカーやガス会社が公式に定めた料金表ではない点に注意してください。
正確な総額を知りたい場合は、症状を伝えたうえで見積もりを依頼するのが確実です。
支払い方法についても、あらかじめ確認しておくと当日慌てずに済みます。
ノーリツの場合、修理代金は修理完了時に支払う形が基本で、現金での支払いが原則です。
クレジットカードや電子マネー、QRコード決済など、キャッシュレス決済に対応しているかどうかは店舗によって異なります。
訪問を依頼する担当店に事前に確認しておくとよいでしょう。
修理できるかどうかは「部品保有期間」で決まる
修理を検討するうえで、費用と同じくらい大切なのが「そもそも修理できるかどうか」です。
これはメーカーが部品をいつまで保有しているかによって決まります。
ノーリツの公式情報では、修理に使う「補修用性能部品」の保有期間が製品の種類ごとに定められています。
BL認定品(ベターリビング認定品)のふろ・給湯機器は生産終了後10年、非BL認定品のガス給湯器・石油給湯器は生産終了後7年です。
つまり、購入した機種が生産終了してから7年、機種によっては10年を過ぎると、部品そのものが手に入らず修理できない可能性が出てきます。
リンナイの公式情報でも、点検で必要となる「整備用部品」の保有期間は製造打ち切り後10〜11年(点検制度の種類による)です。
どちらのメーカーも、保有期間はおおむね10年前後を目安にしていることがわかります。


ここで注意しておきたいのが、リンナイが公式に明記している方針です。
「経年劣化に起因する製品事故を防止するために、補修用性能部品を使用した修理をお断りする場合がある」とされています。
つまり、部品の在庫があっても、使用年数が長い機種は安全上の理由で修理自体を断られることがある、という点です。
修理できるかどうかは「部品があるかどうか」だけでなく「メーカーが修理対応してよいと判断するかどうか」にも左右されます。
使用年数が10年前後に近づいている場合は、修理を前提に考えるのではなく、交換も選択肢に入れて業者に相談するとよいでしょう。
修理か交換かの判断表
ここまで説明した「保証の有無」「使用年数」「部品保有期間」を組み合わせて、修理と交換のどちらを検討すべきかを整理すると、次のようになります。
| 状況 | 症状が軽い(様子見できる) | 交換を検討すべきサインが1つある | 複数の症状がある、または異臭がある |
|---|---|---|---|
| メーカー保証期間内 | 保証を使って修理を依頼する | 保証を使って修理を依頼しつつ、部品の供給状況も確認する | 異臭があればすぐに使用を中止し、保証内でも安全確認を優先する |
| 保証期間外・使用10年未満 | 修理を検討し、業者に部品の供給状況を確認する | 修理と交換のどちらが良いか業者に相談する | 使用を中止し、交換を前提に業者へ相談する |
| 使用10年前後・10年以上 | 交換を視野に入れた点検を検討する | 交換を優先的に検討する(部品保有期間を過ぎている可能性がある) | 使用を中止し、交換を前提に業者へ相談する |
この表はあくまで目安です。
実際の部品保有期間はメーカー・機種によって異なるため、最終的には製造年月をもとに業者やメーカーへ直接確認することをおすすめします。
保証期間内なら、まずメーカー保証を確認する
給湯器には、購入時にメーカー保証や工事業者による保証が付いていることが一般的です。
保証期間内の故障であれば、無償または割安な費用で修理を受けられる場合があります。


保証期間や保証範囲は、購入時の書類や工事業者との契約内容によって異なります。
保証書や工事契約書が手元にある場合は、修理を依頼する前に保証期間内かどうか、どの範囲が保証の対象になるかを確認しておきましょう。
余計な費用を払わずに済む可能性があります。
保証書が見当たらない場合は、購入した販売店や工事を担当した業者に問い合わせれば、保証期間を確認できることが多いです。
設置から日が浅い給湯器で不具合が出た場合は、まず保証の有無を確認することから始めるとよいでしょう。
保証書が見つからないときは、購入した販売店に問い合わせれば確認できることが多いですよ。
修理を依頼する前に確認しておきたいこと
給湯器の不調に気づいたとき、自分で本体を分解して直そうとするのは避けてください。
給湯器はガスや電気、水を扱う設備であり、内部の構造を誤って触ると、ガス漏れや感電、やけどなどの事故につながるおそれがあります。
修理はメーカーやガス会社、工事業者などの専門窓口に依頼してください。
なお、異臭を伴う症状がある場合は、修理の依頼を検討する前に、まず給湯器の使用を中止することが優先です。
ガス漏れや不完全燃焼の可能性があるため、換気を行ったうえで、ガス会社または給湯器メーカーの相談窓口に連絡してください。
異臭以外の交換サインについては、別記事「給湯器の寿命」で詳しく解説しています。


分解や部品交換とは違い、次のような確認は自分で行っても安全です。
東京ガスの公式ガイドでも、修理を依頼する前の確認項目として紹介されています。
- ガス臭がしないかを確認する(ガス臭がする場合は、すぐに使用を中止し、ガスの元栓をしっかり閉めたうえで窓を開けて換気する)
- 水道メーターのパイロット(コマ状の部品)が動いていないかを確認する(水漏れの有無の目安になる)
- リモコンにエラーコードが表示されていないかを確認する
修理を依頼する際は、次の情報を事前に整理しておくと、見積もりや診断がスムーズに進みます。
- 製品名・型番(本体の銘板に記載)
- 使用年数(銘板の製造年月、分からなければ購入・入居時期の目安)
- 症状の内容(お湯が出ない、温度が不安定、異音がする等)
- リモコンにエラーコードが表示されている場合はその番号
- 症状が出るタイミング(給湯開始直後だけか、常時かなど)
- 保証書や工事契約書の有無
複数の業者やメーカー窓口に問い合わせる場合は、同じ症状・使用年数を伝えて見積もりを取ると、金額や対応を比較しやすくなります。
出張料や診断料が有料かどうかは業者によって異なるため、依頼前に確認しておくと、後から想定外の費用が発生することを避けやすくなります。
よくある質問
- 修理費用の総額はどれくらいを見ておけばいいですか?
-
技術料や部品代は故障箇所によって変わるため、公式サイトでも一律の総額は公開されていません。
確認できているのは出張料や基本料の部分で、ノーリツの出張料上限は3,300円(税込)、東京ガスの修理基本料は6,600円(税込)です。
正確な総額は、症状を伝えたうえで見積もりを依頼して確認してください。 - 保証期間内なら無料で直りますか?
-
保証内容によります。
メーカー保証や工事業者の保証が付いている場合、保証期間内の故障は無償または割安な費用で修理できることがあります。
保証書や工事契約書で、保証期間と対象範囲を確認してください。 - 何年使っていたら交換を検討すべきですか?
-
目安の1つは、設計上の標準使用期間である10年です。
加えて、修理に使う部品の保有期間(ノーリツで7〜10年、リンナイで10〜11年)を過ぎると、修理そのものが難しくなる可能性があります。
寿命の目安や交換を検討すべきサインについては、別記事「給湯器の寿命」で詳しく解説しています。 - 修理を断られることはありますか?
-
あります。
経年劣化に起因する事故を防止するために、補修用性能部品を使った修理を断る場合がある、というのがリンナイの公式な方針です。
部品の在庫があっても、使用年数が長い機種は安全上の理由で修理対応をしてもらえないことがあります。 - 交換する場合の費用はどれくらいですか?
-
給湯器のタイプによって幅があります。
交換費用の内訳や相場については、別記事「給湯器の交換費用」で詳しく解説しています。
まとめ
修理費用は「技術料+部品代+出張料」で構成されますが、技術料と部品代はメーカー公式サイトでも一律の金額が公開されていません。
正確な総額は現地見積もりが必要ですが、確認できる範囲では、ノーリツの出張料上限が3,300円、東京ガスの修理基本料が6,600円となっています。
修理できるかどうかは、部品保有期間(ノーリツで7〜10年、リンナイで10〜11年)にも左右される点がポイントです。
リンナイは経年劣化を理由に修理そのものを断る場合があると明記しており、使用年数が長い場合は修理ではなく交換も選択肢に入れて検討する必要があります。
自己判断での分解・修理は事故につながるおそれがあるため行わず、異臭がある場合は修理の依頼よりも先に使用を中止してください。
修理と交換のどちらを選ぶか迷う場合は、使用年数と症状をあわせて業者やメーカーの窓口に相談することをおすすめします。
寿命の目安は「給湯器の寿命」、交換費用の詳細は「給湯器の交換費用」もあわせてご確認ください。


修理か交換かの判断や見積もりでお困りの場合は、ガス機器専門の交換店に相談してみるのも一つの方法です。
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